J1横浜MのDF諏訪間幸成(21)が、プロレスラーで父の諏訪魔(48)からの金言を胸に大ブレークを目指す。

〝暴走男〟を父に持つ諏訪間は、3月に筑波大・蹴球部を退部してプロ契約を結んだ。そして5日の東京V戦(日産)でプロ初先発を果たし、左センターバックでフル出場。試合は0―0の引き分けとなったが、諏訪間は終始、献身的な守備を見せてチームの無失点に貢献した。

 8日の全体練習後、諏訪間はスタメンを張った前戦について「本当に(ほかの選手との)違いを出せたかと言うと、出せてなかった。映像を見て、もっと勇気を持ってボールを前に運ぶところだったり、自分のサイドからの攻撃をしていきたいと思った。チーム全体として、ラインを一個押し上げられるようにしたい」と課題を口にした。

 J1の名門で記念すべきスタメンデビューを飾る前には、リング上で暴走ファイトを展開する父から闘志あふれる言葉をもらった。「相手に負けんなよ! 目の前の相手をぶっ飛ばせ!」と諏訪魔流の猛ゲキを飛ばされたという。そして試合後には、ねぎらいの言葉が。「負けなくて良かったね。(プロとして)スタートラインには立ったんじゃないの」と親心をのぞかせていたようだ。

 チームは直近3試合が2敗1分けで、J2降格圏の19位と低迷している。浮上のきっかけをつかむためにも、父親譲りのアグレッシブなプレーで、堅守はもちろん攻撃面でも貢献したいところだ。

 土俵は違えど父と同じ名選手に近づくため、一歩ずつ歩みを進めていく覚悟だ。