J1横浜Mが明治安田J1百年構想リーグ第8節川崎戦(22日、MUFG国立)で5―0と圧勝。低迷から再建へのカギとなる〝大島イズム〟を元日本代表FW宮市亮(33)が明かした。
この日は前半30分に先制し、勢いそのままに後半で一気に4得点を追加した。試合後に宮市は「〝神奈川ダービー〟でどれだけ見せられるかは、やっぱりマリノスの意地でもある。その意地、プライドを見せられた」と勝利の意義を語った。
チームは昨季に2度の監督交代、一時はJ1最下位に沈むなど苦しい一年だった。昨年6月にヘッドコーチから昇格した大島秀夫監督(46)のもと最終的に降格圏を脱出したものの、今季もこれまで2勝5敗となかなか勝利をつかめていなかった。
その中で、この日の歴史的な大勝劇はターニングポイントになりうる。上昇のきっかけをつかみつつあるが、名門再建を図る大島監督の特長とは何なのか。宮市は「(プレースタイルや選手への言葉も含め)やっぱり一貫しているところ。どんな状況でも、〝やるべきことをやる〟ことを徹底している」と強調する。
そして、具体的なプレースタイルについて「相手陣地でボールを支配すること。そのためにいろいろな戦術、ロングボールやショートパスなどを使い分けるところ。相手陣地、ペナルティーエリア脇をどれだけ使えるかは、ずっと言われている」と説明する。「今日の試合でも、監督が言っていたことが結果になった」とイレブンも〝大島イズム〟の浸透が結果につながってきたことに手応えを感じている。
まだまだ苦しい状況に変わりはないが、Jリーグ創設から一度も降格せず、黄金時代も築いた名門としてのプライドが逆襲の上で重要だと宮市は説く。「Jリーグを代表するクラブという自負を僕は持っている。昨今はなかなか優勝争いには加われていないが、優勝してきた土台、伝統のあるクラブ。そういうプライドを持って戦わないといけない。そういう意味でも、前節(0―1で敗北した水戸戦)からどれだけできるかは今日見せられた。これを続けていけば、勝ち点は取れていくと思う」。トリコロールのプライドを胸に、大島マリノスが輝きを取り戻せるか。












