北中米W杯を担当するソマリア人審判のオマル・アルタン氏が米国入国を拒否された問題で、英メディア「BBC」は「テロ組織の容疑者だった」と報じた。

 2025年のアフリカサッカー連盟(CAF)の男子最優秀審判でもあるアルタン氏は米マイアミ空港に到着するも入国は認められなかった。同メディアによると、トランプ政権の情報筋は「この人物(アルタン氏)は入国を希望してたが、国境警備局による詳細な検査の結果、テロ組織の容疑者との関係など不利な情報が発見された。移民国籍法に基づき、米国への入国資格を失った」と述べたという。

 同情報筋は「この人物は入国を拒否され、移民国籍法第8235条に基づく迅速な送還を完了するため、法律の条項を示す移民書類を渡された」とし、トルコ行きの便で〝国外追放〟し「(ドナルド)トランプ大統領政権はいかなる安全保障上の脅威も我が国への侵入を許さない。断じてだ」と語ったという。

 米国は25年6月にソマリアを含む12か国に対し、あらゆるビザカテゴリー(商業、学業など)でも全面的に入国を禁止。アルタン氏の〝追放〟には一部では「人権侵害」として政府に対する批判の声も出ていた。

 大会から〝追放〟されたアフリカ最優秀審判は米紙「ニューヨーク・タイムズ」に取材にテロ組織との関連を否定した上で「すべては運命づけられていた。次のW杯では必ず審判を務めることを約束する」と語ったという。