ドジャース・大谷翔平投手(31)が31日(日本時間1日)、本拠地ロサンゼルスでのガーディアンズ戦に「1番・投手」で先発出場。投げては今季初登板で6回1安打無失点、打っては3打数1安打、2四球で投打に躍動した。
大谷が開幕から二刀流でシーズンに挑むのは3年ぶり。ドジャースでは初めてで、地元ファンの期待感は試合前から球場内に満ちあふれていた。次第に雨脚も強まり、決して好条件には恵まれなかったが、三塁を踏ませない好投でスコアボードに「0」だけを並べ続けた。3四球、1死球とやや制球も乱しつつも要した球数は87球。相手に主導権を渡さない先発投手としての役割をきっちりと果たし、4―1でチームの勝利に貢献した。
プロの世界で投手か野手の道を究めるだけでも至難の業。大谷はそのどちらも一人でこなしてしまう異次元の存在だが、やはり二刀流は息をつく暇もない。大谷は次のイニングで先頭打者となる場合、ベンチの本塁側にヘルメットやバット、ヒジ当てなどの防具一式をスタッフに用意してもらっている。
しかし、この日の5回の登板を終えた際、直後の攻撃で自分が先頭打者だったことをうっかり失念していたようだ。大谷はマウンドから本塁側とは反対側のベンチへ一直線。何となく違和感を覚えたのか、ふと道具の方に目をやるとダッシュで駆け寄り、慌ただしく打席に立つ準備を整えた。打席ではドタバタにも戸惑うことなく冷静に四球を選んで出塁。二刀流の大谷ならではの光景が繰り広げられた。
一連の様子は「MLB公式サイト」のXにも投稿され、米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「コミカルなミス」と報道。「大谷翔平でさえ、何をできるか時折忘れてしまう」「マウンドを降りた大谷はベンチに向かってゆっくりと歩きだし、座ろうとした。しかし、大谷は5回裏の先頭打者として打席に立たなければならないことに突然気づき、待っていたヘルメットとバットの方へ素早くUターンした」と面白おかしく伝えた。
シーズンはまだ始まったばかり。上々の滑りだしを見せた今後の活躍が注目される。












