米国・WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイと、カブキ・ウォリアーズ(アスカ&カイリ・セイン)が、抜き差しならぬ関係になってきた。

 プロレスの祭典「レッスルマニア42」(4月18、19日=日本時間19、20日、ネバダ州ラスベガス)まで残り3週間を切ったが、和製スーパースターの参戦はいまだ誰一人、決まっていない。多大な実績のあるイヨ、アスカ、カイリも祭典出場権や、出場権につながる一戦でことごとく敗れた。

 イヨとカブキ・ウォリアーズは昨年後半からロウで抗争を続けてきた一方、アスカのカイリに対するパワハラ行為は拍車がかかっている。見かねたイヨは先週、自身のSNSで「アスカの、今のカイリへの態度はどう考えてもおかしい。カイリはそれに気づくべきだし、そこから離れるべきなんだよ」と、スターダム時代の後輩カイリに離反をうながしていた。

ラケル・ロドリゲス(右)とのシングル戦に登場したイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)
ラケル・ロドリゲス(右)とのシングル戦に登場したイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)

 そうした中、米ニューヨークのマジソンスクエア・ガーデン(MS・G)で開催された30日(日本時間31日)のロウで、イヨは巨体のラケル・ロドリゲスと一騎打ちした。

 序盤からイヨのスピードとラケルのパワーが真っ向からぶつかる。イヨは必殺のムーンサルトプレスをヒザで迎撃されるも、得意のフットスタンプで形勢を戻した時、女帝アスカが相棒のカイリを追い立てながら花道を走ってきた。カイリは困惑の表情でエプロンに立ったが、イヨも戸惑いながら対峙した。ここで隙を突いたラケルのビッグブーツが、イヨにかわされカイリに誤爆。カイリは反動で、アスカを場外の床へと吹っ飛ばしてしまった。

カイリ・セイン(右)に制裁を加えようとするアスカ(©AbemaTV, Inc.)
カイリ・セイン(右)に制裁を加えようとするアスカ(©AbemaTV, Inc.)

 案の定、女帝が激怒。「おいおいおい!」とタッグパートナーに制裁を加えようと突っかかる。リング内のイヨはラケルをスイング式DDTからダブルニーで追い込んだが、場外の光景を見ると頭を抱え、攻撃をストップ。すかさず意を決してアスカにトペ・スイシーダを見舞った。自身も頭から床に落下するすさまじい一撃で、アスカをKO。カイリをパワハラから救うと、女帝と決別するように説得を試みた。

 ところがこの間にラケルがダメージを回復させて、リングに戻ったイヨにテハナボム。逸女は後頭部から叩きつけられ、3カウントを奪われた。カイリへの同情心から聖地MS・Gで痛い黒星だ。

 試合後のイヨは自身のX(旧ツイッター)に「私のレッスルマニアへの道はこれまでも決して楽なものじゃなかった、でも…今年はさらに厳しい」と現状を吐露。それでも「でも、絶対に諦めない!! どんなことがあっても全力でやり続ける!!!」と最後まで祭典出場を目指す決意を示した。

場外のアスカ(左)をトペ・スイシーダでKOしたイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)
場外のアスカ(左)をトペ・スイシーダでKOしたイヨ・スカイ(©AbemaTV, Inc.)

 WWEユニバース(ファン)からは祭典でイヨ vs アスカのドリームマッチを期待する声も上がるが、キーマンとなったカイリの立場は不透明。果たして――。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。