阪神は開幕戦となった27日の巨人戦(東京ドーム)に1―3で敗れ、2026年シーズンは黒星スタート。それでも藤川球児監督(45)に悲観の色はまるでなかった。
2年連続で開幕投手を任された村上頌樹投手(27)は6回101球を投げて5安打3失点。大崩れはしなかったものの、宿敵打線を相手に一発攻勢を浴びた。初回には昨季無安打に封じていたキャベッジにいきなり先頭打者弾を許し、4回には新助っ人・ダルベックにバックスクリーンへ運ばれる1号ソロを被弾。エース右腕も思わず首をかしげながら渋い表情を浮かべた。
打線も巨人の先発左腕・竹丸を攻略できず。初対戦のルーキー左腕に散発3安打と苦しみ、4回に大山の中犠飛で1点を返すのがやっとだった。
それでも昨季の史上最速Vに貢献した主力がほぼフルメンバーで健在。侍ジャパンを経験した森下、佐藤の中軸に加え、先発投手陣も充実しているだけに下を向く理由はどこにもない。
指揮官も敗戦を引きずる気は一切なかった。「相手が上回ったということ」と振り返り「始まったばかりですから。1つ明日取りにいくと。毎試合勝ちにいくという気持ちを非常に強く持ってやっていきます。これ勝負ですから、また明日ですね」と淡々。開幕黒星にも動じることなく視線は早くも次戦へ向いていた。
村上をリードした坂本誠志郎捕手(32)も「いいところもたくさんあった」と前向き。初回無死一塁ではエンドランを決められて無死一、三塁のピンチを招きながらも、続くダルベックを併殺打に打ち取るなど、バッテリーとして手応えも残した。「また明日以降いろんなことをバッテリーで考えながら、勝てるようにみんなで頑張りたいなと思います」と雪辱を誓った。
シーズン初戦は黒星発進となったが、チーム内に漂うのは悲壮感ではなく反撃への闘志。虎将の〝どこ吹く風〟の姿勢が猛虎の逆襲を予感させていた。












