セは阪神の2連覇、パはソフトバンクの3連覇か――。本紙専属評論家・伊原春樹氏が、27日にセ・パ同時開幕を迎える今季ペナントレースを大胆予想した。2月には沖縄、宮崎のキャンプ地を自ら視察し、各球団首脳から直接情報を収集。さらにWBCで離脱していた選手たちのコンディションやオープン戦の戦いぶりも踏まえ、今季の順位を占った。
【セ・リーグ】
1位・阪神
2位・巨人
3位・中日
4位・広島
5位・DeNA
6位・ヤクルト
セ・リーグVの本命はやはり阪神だろう。独走で制した昨季から救援・石井がケガで長期離脱となったが、それ以外は投打ともに戦力ダウンはほとんどない。
先発陣は村上、才木らの安定度はリーグでも群を抜いている。野手はWBCで日本代表を経験した佐藤、森下がさらに充実のシーズンを迎えるだろう。
藤川監督も日本シリーズで悔しい思いをした分、ペナントレースはこれまで以上に慎重に臨むはずだ。昨季の史上最速リーグV以上の快進撃があってもおかしくない。
2位は終盤に調子を上げオープン戦を制した巨人を推す。岡本(ブルージェイズ)の穴に加え、先発の柱だった山崎が開幕に出遅れたが、新人開幕投手のドラ1・竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)が波に乗れれば、助っ人もウィットリー、ハワードらコマがそろっている。打線はキャベッジ、ダルベックが岡本の穴を埋め、若手が成長を見せれば十分に戦える。
3位は中日だ。細川が主軸として安定し、期待できる。そこにメジャー164発サノーが加わった。本拠地に新設されたホームランウイングも後押しする。先発は大野、柳のベテランに高橋宏、金丸も伸びている。ここにドラ1・中西聖輝投手(22=青学大)、ドラ2・桜井頼之介投手(22=東北福祉大)が加わった。
4位は広島。昨季の首位打者・小園にアブラが乗って、そこに2年目・佐々木が成長。加えてドラ1・平川蓮外野手(21=仙台大)、ドラ3・勝田成内野手(22=近大)の2人が即戦力として使える。投手陣は安定していただけに、若手野手の活躍次第ではAクラスもある。
5位はDeNA。打力はあるものの先発陣の大量離脱の穴は埋まっていない。6位は村上(ホワイトソックス)の穴が大きいヤクルトが濃厚だ。
【パ・リーグ】
1位・ソフトバンク
2位・日本ハム
3位・オリックス
4位・西武
5位・楽天
6位・ロッテ
パ・リーグは福岡移転後、球団初となる3連覇を目指すソフトバンクと、新庄体制初Vを目指す日本ハムの2強。ギリギリまで戦力を見極めたが、やはり柳田、近藤、山川、周東らを擁し打線の厚みが一枚上な分、ソフトバンクが有利と見る。
日本ハムは沢村賞の伊藤に北山、達、復帰の有原と先発陣が充実しているものの、攻撃面ではやや劣る。昨季2冠のレイエスが他球団にマークされた中でどこまで成績を残せるか。
3位にはキャンプ視察時は西武を推していたがここに来てオリックスがやや有利と見る。オープン戦はリーグ2位の5位と上々の成績。先発に宮城、曽谷がおりケガで出遅れた山下もいずれは復帰してくるはずだ。
4位は西武。主砲のネビンが左脇腹を痛め出遅れたが、投手陣は平良、隅田、高橋光とそろっている。主砲が早期復帰できるかどうかがカギとなる。
5位の楽天、6位のロッテは両チームとも戦力的に不安が残ったままだ。2強相手にはかなり厳しい戦いとなるだろう。
(本紙専属評論家)













