ドジャースの豪華打線に、いよいよ「異変」では済まない「警報」が鳴り始めた。米有力紙「ニューヨーク・タイムズ」傘下のスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は12日(日本時間13日)にドジャー・スタジアムで行われたジャイアンツ戦後、ドジャース打線の低迷に厳しい視線を向けた。チームは2―6で敗れ、4連敗。大谷翔平投手(31)が3回に52打席ぶりとなる7号ソロを放ったものの、同メディアは「低迷は続いている」と断じ、チャンスを作ることにも苦しみ、せっかく作った好機もあっさりと無駄にしている現状を問題視した。
実際、内容は深刻だ。初回は一死満塁からウィル・スミス捕手(31)の犠飛による1点止まり。3回に大谷がエイドリアン・ハウザー投手(33)から左中間へ本塁打を運んでも、そこから出た安打はわずか1本だった。8回にも一死満塁の絶好機を迎えながら、マックス・マンシー内野手(35)が見逃し三振、アンディ・パヘス外野手(25)が中飛。反撃ムードは膨らむ前にしぼんだ。名前だけを並べれば破壊力十分な打線が、肝心の場面でつながらない。
数字も衝撃的だ。ドジャースは直近13試合のうち10試合で3得点以下。5月は11試合で7敗、直近23試合では14敗を喫している。4点差以上の敗戦が4試合続くのは1936年7月以来で、球団史に残る屈辱的な停滞だ。デーブ・ロバーツ監督(53)は「今は本当に僅差の状態」と危機感をにじませ、ロバート・バン・スコヨック打撃コーチ(39)も打線が「詰まっている」と認めた。
山本由伸投手(27)も6回1/3を5失点と踏ん張れず、エリック・ハース捕手(33)に2本塁打を浴びた。これでチームは24勝18敗。ナ・リーグ西地区では首位パドレスを追う立場ながら、王者らしい圧力は薄れている。大谷の一発は復調への光ではある。だが孤立した号砲だけで、チグハグな打線全体が即座に目を覚ますほど今の病巣は浅くない。












