巨人が27日の開幕戦・阪神戦(東京ドーム)に3―1で勝利。阿部慎之助監督(47)は初めて指揮を執った24年から3年連続となる開幕戦勝利を飾った。
新戦力が躍動した。プロ初登板初先発となったドラフト1位ルーキー・竹丸が開幕投手の大役を務めると、初回から冷静な投球で虎打線を圧倒。4回こそ大山の犠飛で1点を失ったが最少失点で切り抜け、6回1失点と好投した。
打っては初回に1番・キャベッジの〝12球団最速〟1号ソロなどから2点を先制。大勢、マルティネスの方程式が不在の中、8回以降は北浦―田中瑛の元日本ハムコンビがバトンをつなぎ猛虎打線を抑え込んだ。竹丸は球団史上初の新人開幕初勝利、田中瑛もうれしいプロ初セーブを手にした。
阿部監督は竹丸の投球について「もう素晴らしいの一言です。(降板後に)すごい落ち着いていたので『君はすごいな』というのは言いました」と絶賛。最高の形でスタートダッシュに成功したが「反省すべき点もありますし、またしっかりこのあと整理して、明日に向けて準備したい」と勝ってカブトの緒を締めた。
開幕戦白星の裏には、指揮官の「執念の一杯」があった。前夜に首脳陣は恒例となっている開幕前の決起集会を実施。豪華な逸品の数々に舌鼓を打ちながら英気を養った。そんなフルコースの一品として、ラーメンも出されたという。締めの一杯として定番メニューでもあるラーメンだが、指揮官にとっては大きな意味のある一杯だった。
阿部監督は節制の目的などもあり、現役時代には好んで食したラーメンを封印。ここ数年は食べたとしても1年に1度のペースまで意識的に減らした。シーズンオフに行きつけのラーメン屋でいただく一杯が、指揮官にとっては「至極の一杯」となっていた。
それだけストイックに自らを追い込んでいる阿部監督が、出陣前夜の宴で年に一度の貴重な1枠を消費。それだけ今季にかける強い思いが表れているともとれる。
主力選手の相次ぐ離脱で開幕前から苦しい状況に立たされていた阿部巨人。就任3年目のスタートを切った指揮官の執念で下馬評を覆し、2年ぶりのリーグ優勝へこのまま駆け抜けることはできるか――。












