第98回選抜高校野球大会の第6日(24日)第3試合は八戸学院光星(青森)が滋賀学園との接戦を5―4と制して14年ぶりの8強進出を決めた。

 4―4と同点で迎えた8回、一死一、二塁から1番・菅沼(2年)が相手左腕・奥間(3年)の初球スライダーを叩き、三遊間を破る勝ち越しの適時打。菅沼は4回にも勝ち越し打、6回にも同点の左犠飛と勝負強さを発揮し、粘る滋賀学園を突き放した。

「自分はスライダーを待っていた。絞っていた球種が来たのでいい一打になった」と白い歯をのぞかせた。2安打3打点の活躍。抜きつ抜かれつの接戦を自らのバットで決着をつけ「練習試合を積み重ねていい感じに打撃の調子が上がってきていた。大事な場面で打ててよかった。岩崎くん(2年)がいい投球をしていたので自分の一打で援護したいと思った。絶対打ってやろうと思った。自分はチャンスに強いと思っている。力まずに自分の打撃をする意識でやっている」と胸を張った。

 仲井監督は「よく打ってくれた。嫌な形で勝ち越され、その裏に犠牲フライを食らいついて打ってくれた。期待以上のことをやってくれている」と菅沼を褒めた。おとなしい性格で口数も少なかったというが「それじゃダメだ。内に秘めている闘志なんて、ないのと同じ。チームを引っ張っていくくらいの気持ちでやれ」と背中を叩き、少しずつ闘志を前に出すようになったという。

 投手陣は先発の岩崎が4回を2失点、5回からエース北口(3年)に継投して2失点と踏ん張った。「岩崎も緊張がある中で自分の力を発揮した。十分な活躍だった。点を取るのも簡単にはいかないと思い、エースで立ち向かっていこうと北口を投入した。よくみんなで粘り強く戦った」とねぎらった。