DDTの樋口和貞(37)が23日、4月5日の東京・後楽園ホール大会で現役を引退することを発表した。

 団体が定期的に実施している健康診断で第一、第二頸椎の亜脱臼が発覚。医師により「コンタクトスポーツの継続は危険である」と診断され、協議の結果引退という結論に至った。引退試合は行わず、後楽園大会で引退セレモニーを実施する。23日に都内で開かれた会見で引退と、自身が率いるユニット「ハリマオ」の解散も発表。会見後取材に応じた樋口は「悔しい気持ちもありますけど、最終的には受け入れるしかないので。(妻からは)自覚症状がないので、今の状態でリングを下りるっていうのはいいことなんじゃないかと言ってくれましたね」と明かした。

激戦となった昨年8月の樋口和貞 vs 秋山準
激戦となった昨年8月の樋口和貞 vs 秋山準

 大相撲出身の樋口は2014年11月にデビュー。22年度と25年度にシングルトーナメント「KING OF DDT」を2度制覇し、KO―D無差別級王座を2度戴冠した。樋口は「本当にプロレスが好きで。プロレスをやりたいって気持ちだけでここまで続けてきた」とプロレスへの愛を明かす。KO-D無差別級王座を保持していた昨年8月には、少年時代に憧れた秋山準をV2戦で下した。樋口は「1999年の全日本プロレス世界タッグリーグの決勝戦を見てかっこいいな、ああなりたいと思ったので。(秋山との試合は)いろんな感情がありました。本当にこの感情は多分、自分にしかわからない」と振り返る。

 引退後については未定だとし「プロレスをするために北海道から出てきた。やりたいことをプロレス以外でって言われるとなかなか出てくるものがないので、ゆっくり考えようかなと思ってます」と語るにとどめた。