侍ジャパンの最年少コンビ、高橋宏斗投手(23)と金丸夢斗投手(23=ともに中日)に、2028年ロサンゼルス五輪での雪辱を期待する声が高まっている。中日OBの間でも「2人には日本の中心選手になって、ロス五輪で金メダルを取ってきてもらいたい」との期待が上がっている。

 2人は10日のWBC1次ラウンドC組チェコ戦(東京ドーム)でそろって好投した。高橋宏が5回途中2安打無失点、金丸が2回を5奪三振の完全投球。準々決勝敗退により登板機会はこの1試合に限られたものの、将来の侍投手陣を担うだけの力を強く印象づけた。

 それだけに、かつて中日でコーチ経験を持つOBの1人も期待を隠さない。「高橋(宏)と金丸は、今季2桁勝利が十分期待できる。ロス五輪に侍ジャパンが出場するためには、来年のプレミア12でアジア1位になる必要があるんやろ? 今回のWBCで活躍した高橋宏と金丸に頑張ってもらいたいね」と、今後も継続して代表の主力を担うことを熱望した。

 ロス五輪にはメジャーリーガーが参加する可能性もある。もし2人が大谷翔平(31)、山本由伸投手(27=ともにドジャース)らとともに今回苦杯をなめたベネズエラや米国、ドミニカ共和国を破って金メダルを獲得すれば、これ以上ないリベンジストーリーとなる。

 21年東京五輪で侍ジャパンの一員として金メダルを獲得した大野雄大投手(37)も「WBCとペナントレースは違いますけど、今季は中日に高橋、金丸ありというところを見せてほしいですね。またその先に代表戦、その前にプレミア12もあるでしょうし、そこでロス五輪の出場枠も争うことになる。そういうところも見据えているでしょうけど、今年は2人に中日で活躍してほしい。2人もそのつもりでしょうし、無事に帰ってきてくれてよかったです」とエールを送った。

 WBCで得た経験を糧に、若竜の左右両腕が今季どんな飛躍を見せるのか。中日、そして侍ジャパンの未来を占うシーズンが始まる。