WBC日本代表は準々決勝で無念の敗退が決まり、決戦の舞台となったマイアミで解散し、井端弘和監督(50)らNPB勢は16日午後に帰国した。
一方、MLB球団に所属する選手たちは順次、各チームに合流する。今大会で野手に専念した大谷翔平(31)もドジャースに戻ることになるが、大舞台でも圧倒的な打撃は健在だった。4試合に出場して打率4割6分2厘、3本塁打、7打点、OPS1.842を記録。悔しい結果に終わったもののWBCではアクシデントもなく、シーズン開幕から投打二刀流で大暴れできそうだ。
そこで米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)はこの日、今季の大谷が残す成績として「3年連続の50本塁打に加え、20勝を挙げるというのはどうだろう。それこそ史上最高のシーズンになるはずだ」と大きな期待を寄せた。
ところが、自らぶち上げた形の大記録には「明らかな障害がいくつかある」とし「大谷は週に1度登程度の登板となる可能性が高い。シーズンが26週間であるならば、先発登板は26度となる。しかもドジャースが追加の休養を与えない前提の話だ」と指摘。26登板で20勝はほぼ全試合勝利投手となる必要があり、降板するまでに相手を上回る得点、リードを守り切る救援陣の踏ん張りも不可欠となる。
ただ、2014年のカーショーが27登板で21勝、レッドソックス時代のマルティネスが1999年に29登板で22勝(救援の1勝含む)を挙げた前例もある。
しかし「カーショーやマルティネスの例が参考にならないのは、彼らの1試合当たりの平均投球回は大谷よりも多く、勝敗の記録も多くなるからだ」とピシャリ。「ドジャースは依然として彼を慎重に起用し、10月のポストシーズンに向けて万全の態勢を整えたいと考えているため、先発登板は26試合が絶対的な上限だろう。サイ・ヤング賞? 可能性はある。20勝? おそらく無理だろう」と最終的に20勝に到達できる可能性は限りなく低いと占った。
そうは言ってもこれまでにも人間の限界や想像を超える新境地を切り開き、世界中のファンを魅了してきた大谷だ。「無理」と断定するほど現実に変えてしまいそうではあるが、果たして――。












