WBC米国代表で主将を務めるアーロン・ジャッジ外野手(33=ヤンキース)が15日(日本時間16日、マイアミ)の準決勝でも抜群の存在感を放っている。

 ドミニカ共和国との強豪対決にジャッジは「2番・右翼」で先発出場。剛腕のセベリーノ(アスレチックス)が投じた98・6マイル(約159キロ)のシンカーを、打球速度111・2㍄(約179キロ)のライナーで左前にはじき返し、チーム初安打を記録した。

 初回から打撃でナインを鼓舞すると、今度は守備で見せた。1点ビハインドの3回二死一塁でマルテ(ダイヤモンドバックス)のフライを捕球したジャッジは、一塁走者のタティス(パドレス)が狙った三塁に右翼からノーバウンド送球。アウトにしてピンチの芽を摘み取った流れを攻撃陣に呼び込み、直後の4回にヘンダーソン(オリオールズ)、アンソニー(レッドソックス)のソロ2発で試合をひっくり返した。

 ジャッジはさらに4回先頭でソト(メッツ)が放ったライナーをスライディングキャッチ。プレーでチームを盛り立て続けた。

 そのジャッジはグラウンド外でも2017年大会以来となる米国代表の優勝へ、妻のサマンサさんとともに入念に準備しているという。ジャッジ自身がこう明かしている。

「ホテルの部屋で素振りの練習をしていて、それを妻にビデオで撮ってもらっているんだ。まるで子供に戻ったような気分になるよ。初めてのオールスターゲームに出る前に、ユニホームを広げて並べていたあの頃の子供のような気分さ」

 5回に中堅フェンスギリギリまで飛ばした大飛球は、ロドリゲス(マリナーズ)にスーパーキャッチされてしまったが、スイングのチェックをサポートしてくれているサマンサさんの協力があってこその活躍といえそうだ。