残された課題とは――。侍ジャパンはWBC準々決勝(14日=日本時間15日)でベネズエラに敗れ、ベスト4進出を逃した。
5回に2番手で登板した隅田知一郎投手(26=西武)がガルシア(ロイヤルズ)に2ラン、6回には4番手の伊藤大海投手(28=日本ハム)がアブレイユ(レッドソックス)に逆転3ランを浴びて万事休した。こうした結果を踏まえ、今後の世界一奪回に向けてクリアしなければならない点も指摘されている。まずはNPBでも高速化が進む投手陣の〝パワー不足〟だ。
球界関係者の一人は「日本で主流の『ストライクゾーン内勝負』で押せていた投手が、強く引っ張ってハードヒッティングする海外の打者と対戦すると力が全然違う。日本で成功していた打ち取り方がWBCでは通用しなかった」と分析する。日本球界では力勝負で打者をねじ伏せられたとしても、世界の強豪を相手にした国際舞台ではなかなか通用しないという。
もう一つは公式球への対応だ。日本球界内ではレギュラーシーズンで使用される〝NPB球〟が比較的飛びにくいと何度も指摘され、投手に有利とも言われている。一方、WBCで使われるボールとは正反対とみる向きが強く、前出関係者は「今回、ホームランで点を取られているというのは、(球の)感覚のギャップも多少あるのかなと思う」と語った。
WBC連覇への道が志半ばで閉ざされた侍ジャパン。再び世界の頂点に立つためには、さらなるレベルアップが不可欠となりそうだ。












