2017年大会以来の優勝を目指すWBC1次ラウンドB組の米国は9日(日本時間10日)にテキサス州ヒューストンでのメキシコ戦に5―3で競り勝った。
〝キャプテンアメリカ〟と呼ばれる米国代表の主将ジャッジ(ヤンキース)が豪快な先制アーチを放った。3回無死一塁で外角低めのスライダーを角度30度、打球速度101・5マイル(約163・4キロ)で逆方向へ。高く上がった打球は右翼席に着弾した。ダイキン・パークは大歓声に包まれた。大会2号の2ランは飛距離364フィート(約111メートル)だった。
予兆はあった。3回二死一塁でデュラン(レッドソックス)の右前打をキャッチすると三塁へレーザービームで返球。一走を余裕でアウトにしていたのだ。
主将のバットが呼び込んだ勢いは止まらない。安打と死球で一死一、二塁のチャンスをつくるとアンソニー(レッドソックス)が高々と右中間席へ運んだ。大会初アーチに喜びを爆発させた。
先発した昨季のサイ・ヤング賞右腕スキーンズは2回まで完全投球。3回二死から二失で初めて走者を許すと初安打されたが、ジャッジが三塁で刺した。4回一死後、四球で走者を出したが、遊撃手ウィット(ロイヤルズ)が三遊間を抜けようかという打球を横っ飛びでキャッチし、一塁でアウト。テレス(レンジャーズ)をフォーシームで空振り三振を奪い、無失点で終えた。4回を1安打無失点、7三振1四球だった。
3番手の左腕ボイド(カブス)が6回2失点、8回1失点と追い上げられたが、4番手ジャックス(レイズ)、5番手ウィットロックが得点を許さず逃げ切った。
前回大会4強のメキシコはデュランが2発放ったものの、3―5の8回一死一塁で4番カーク(ブルージェイズ)が遊ゴロ併殺打に倒れたことが響いた。1次ラウンド突破は2連勝のイタリア戦の勝利が必須だ。












