新日本プロレス8日尼崎大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」1回戦で、大岩陵平(27)がYuto―Ice(29)を撃破し、2回戦(14日、名古屋)に進出した。1月4日東京ドームで棚橋弘至が引退し、近年は主力選手の退団も相次ぐ新日本マットにおいて、大岩は新世代の台頭が必要不可欠と強調。あえて「世界一の団体」を標ぼうした覚悟とは――。
Iceの強烈な打撃に苦戦を強いられたが、Cruella(低空シングルドロップキック)をキャッチすると、そのままロイクラッチ(変型ギブソンクラッチ)で押さえ込み。持ち前のテクニックを存分に生かした3カウントで、TMDKの盟友ザック・セイバーJr.の待つ2回戦に駒を進めた。試合後のリング上では「前を向いて、顔を上げて、しっかり上を見て戦う。なぜなら新日本プロレスが世界一の団体だからだ!」と力強く宣言した。
大会後に取材に応じた大岩は、その真意を説明。近年の新日本は外国人選手のみならず、主力日本人選手の退団が相次いでおり、1月4日東京ドーム大会では象徴的存在だった棚橋も引退した。それでも「ドームは(チケットが)完売でしたけど、その後は〝棚橋ロス〟みたいになってると思うんです。いま僕たちがやらなきゃいけないのは、とにかくクオリティーの高い試合を続けて、新日本プロレスの試合が世界一だと証明し続けること。〝目指す〟のではなく、試合内容は世界一だと思っているので」と主張。
その上で「『また戻ってきたい』って思われるような団体にしていかないといけないというのは、本心ですね。辞めていった選手たちがやってないレベルの試合をしないといけないなって」とも言い切った。
NJCに優勝すれば、4月4日両国大会でIWGPヘビー級王者の辻陽太に挑戦できる。大岩は「もういまNJCを取らないと、新世代と言われてるこの世代も、だんだん新世代じゃなくなって取り残されていくと思うので」と危機感をあらわに。
そして「ザックも壁になってくれていますけど、新しい時代になったのであれば、僕たちが中心になってこの団体を引っ張っていく気持ちで戦わないといけないなと。そのためにも両国で挑戦するのはマストだと思ってます」。
新時代の扉をこじ開ける鍵は、自らの手でつかみ取る。













