新日本プロレス8日尼崎大会の「NEW JAPAN CUP(NJC)」1回戦で、海野翔太(28)がチェーズ・オーエンズ(36)を下し、2回戦(14日、名古屋)に進出した。

 昨年大会の準優勝者が、悲願の頂点へ好スタートだ。極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のオーエンズと激突した海野は、高橋裕二郎とディック東郷の介入で苦戦を強いられる。さらにオーエンズには急所攻撃からのCトリガーを浴び、窮地に陥った。

 それでもパッケージドライバーは阻止すると、ヘッドバットからラリアートで反撃に転じる。東郷のスポイラーチョーカーも自力で脱出し、裕二郎との同士討ちを誘発。最後は強烈なラリアートからのSecond Chapterでオーエンズを沈めてみせた。

 バックステージでは「ある程度、予測はしてた。反則、介入、乱入。でもいつまでたってもやられっ放しの俺じゃない」と勝ち誇った。

 2022年11月に海外武者修行から凱旋帰国し「次世代のエース」を名乗るも、いまだにタイトル歴がない。海野は「今、俺が何をしゃべろうと、伝えようとしても、意味も意図も履き違えて届いてしまうことがある。結果もない俺が何かを伝えようとしても、聞く耳をみんなが持てなくなってしまっている。それは間違いなくふがいない俺の責任だ」と危機感を口にする。

「俺は結果を出すことでしか、意味を持てるレスラーにはなれない。そのためにも今日のような勝利を、今日のような1日を、負けでも成長へと、自分への変化のキッカケの何かにするために続けていく」と、悲願の初タイトル奪取を誓っていた。