米国・AEWの「AEW COLLISION」(アリゾナ州ツーソン)が7日(日本時間8日)に放送され、新日本プロレスのNJPW WORLD TV王者KONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介=30)が、CMLL世界ヘビー級王者クラウディオ・カスタニョーリ(45)に価値ある逆転勝利を収めた。

 新日本・DDTと3団体所属の〝ジ・アルファ〟は、昨年12月の「コンチネンタル・クラシック」公式戦でジョン・モクスリーに勝利。決勝でオカダ・カズチカからAEWコンチネンタル王座を奪ったモクスリーに狙いを定め、2月14日のオーストラリア大会で挑戦したが、時間切れ引き分けで王座奪取ならず。このため次回PPV「AEWレボリューション」(3月15日=同16日、米ロサンゼルス)では、時間無制限1本勝負で再戦することになった。

 この日はモクスリー率いる「デスライダーズ」の盟友で、実力者のカスタニョーリとノンタイトル戦で激突。序盤から真っ向勝負の激闘となる中、竹下は実況席でゲスト解説を務める王者モクスリーを指さして挑発した。ところが試合中盤からカスタニョーリに左腕を狙われる。観衆は悪党集団「ドン・キャリス・ファミリー」の竹下に声援を送るが、ベテランの巧みな試合運びになかなか反撃の糸口をつかめない。カスタニョーリはアントニオ猪木ばりのクラシカルなキーロックまで繰り出し、左腕を執ように絞り上げる。

 それでも〝ジ・アルファ〟は、ダメージのない右腕でエルボーを連打して反撃。エクスプロイダーでぶん投げるも、再びカスタニョーリの左腕攻めに捕まってしまう。起死回生のブルーサンダーボムも左腕が使えず、3カウントを奪えない。カスタニョーリはイスをリングに投げ入れ、ベルト攻撃を見舞おうとすが、ここでドン・キャリス・ファミリーの仲間、ヘチセロがベルトを奪って竹下をアシストした。

 好機に竹下は、ノータッチ式トペ・コンヒーロからワガママ(ランニングニー)をぶっ放す。ツーソンの観衆の声援にも押され、カスタニョーリの強烈なエルボー連打をしのぎ、パワーボムを切り返して2発目のワガママを打ち込んだ。すかさずこん身のレイジングファイヤーでマットに叩きつけ、モクスリーの眼前で逆転の3カウントを奪ってみせた。勝った竹下の左目は青黒く腫れ上がるほど、すさまじい激戦だった。

 盟友の敗戦に、コンチネンタル王者は実況席で頭を抱える。竹下にリングから挑発されると、「クソったれ」と吐き捨て、竹下と対峙、竹下も「やったるぞ、時間無制限や」と応じるが、ここでヘチセロがモクスリーを急襲。竹下は「必要ないよ」と言って、何とヘチセロを止めてみせた。だがモクスリーが2人に襲い掛かり、カスタニョーリも加わって大乱闘に。竹下とモクスリーは殴り合いを繰り広げたまま、放送は終了した。

 再戦へ向け、竹下とモクスリーの遺恨は深まるばかりだ。