WBC1次ラウンド・C組の日本―台湾戦(東京ドーム)で、5回一死一、二塁の場面で台湾の2番・フェアチャイルドが放った左翼ポール際への大飛球の判定を巡り、リプレー検証が実施された。それでも当初の判定は覆らずファウルに終わると、台湾ファンは大ブーイングを送った。

 起死回生の一発とはならなかった。13点の大量点差を追う台湾は、5回に日本の3番手・宮城が2四死球と制球を乱し、一死一、二塁とチャンスが到来。ここでフェアチャイルドが打席に立つと、初球132キロのスライダーをジャストミート。打球はぐんぐんと伸びて左翼ポール上空を通過したが、審判はファウルと判定した。

スタンドから応援する台湾チア軍団
スタンドから応援する台湾チア軍団

 左翼席の台湾ファンは大きなジェスチャーで、ポールの内側を通過していることを猛アピール。リプレー検証が開始され、球場の台湾人ファンは「ホームラン、ホームラン」と大合唱で再アピール。台湾のチアガールらが両手を組んで祈りをささげたが、判定は覆らず、反撃の狼煙となる特大3ランは幻となった。

 この結果には台湾人ファンも納得がいかず、大ブーイング。東京ドームは異様な雰囲気に包まれた。なお後続は続かず、台湾はこの回無得点となった。