虎の主砲がいよいよ〝ロックオン〟されてしまったようだ。侍ジャパンの佐藤輝明内野手(26=阪神)がWBCの壮行試合で特大アーチを放ち、一段と海外から熱い視線を集めている。
27日に行われた中日戦(バンテリン)に「4番・三塁」で先発出場した佐藤は、初回の第1打席でいきなり右翼席の中段に突き刺さる豪快な3ラン。昨季のセ・リーグMVP男は初のWBC選出にもまるで動じず、大きな存在感を示した。
2大会連続の世界一を目指す侍ジャパンに注目しているのは日本だけではない。トッププレーヤーが続々と移籍してくる米国も同様だ。1次ラウンドの開幕前ながら、佐藤のド派手な活躍はさっそく海を渡り、米誌「ニューズウイーク」(電子版)は27日(日本時間28日)、「次なる日本人MLBスーパースターは?」と占い「6~10年総額2億ドル(約312億円)以上の大型契約を結ぶ可能性を秘めた選手が一人いる」と佐藤の名前を挙げた。
その中で、同世代の選手としてホワイトソックスに移籍したばかりの村上宗隆内野手(26)と比較され「打撃でWARは7.7を記録。守備では外野も守ったが、主に三塁でプラス級の守備力を発揮した。村上との間には大きな差があった。走塁面でも佐藤は存在感を示し、これも村上には届かない領域だった」と走攻守のすべてで上回ると高く評価した。
もっとも、佐藤が早期にMLB移籍を目指すのであれば、阪神球団にポスティングシステムの利用を承認してもらう必要がある。そのため、同誌も「佐藤が次のオフシーズン、またはMLBのロックアウト次第でその次のオフにメジャー移籍を目指す意向であっても、他の選手ほど単純な話ではない」と時期は未定としている。
ただ、WBCは開催されるたびにスター選手の参加が増え、メジャースカウトたちにとっての〝一大市場〟になりつつある。
「佐藤がWBCで実力を示し、2026年にタイガース(阪神)を日本シリーズ制覇に導ければ、MLBでプレーする真のエリート選手として海外進出を果たす新たなスターの誕生を目撃することになるかもしれない」。今後、日本選手が大舞台で活躍するたびにさまざまなスター候補が取り上げられそうだ。












