〝珍練習〟が日の目を見る日は――。阪神の24日の沖縄・宜野座キャンプで、あまり見かけない練習メニュー「ユーミー」が行われた。
接戦の試合終盤を想定したもので一死や無死一、三塁の場面でのプレー。まずは一塁側のファウルゾーンに上がった飛球を守備側の一塁手と二塁手、右翼手が落下地点に向かう。捕球と同時に攻撃側の一塁走者がスタートを切り、三塁走者は本塁にタッチアップする。守備側は一走の二進と三走の本塁突入を防ぐため、投手が中継プレーのカットマンに入る〝レア中のレアケース〟を想定した練習だ。
今季から加入した元山飛優内野手(27)は「ヤクルトでも西武でもやったことはなかったですね」と初めての「ユーミー」に驚いた様子。それでも「攻撃面ですけど、例えばもう少し後ろのフライとかで(ユーミーを)やったらいい攻撃になりそうだなと思いました」とメリットを口にした。
また、2年ぶりの「ユーミー」となった中野拓夢内野手(29)は「久しぶりに聞いたな、というのはありましたけど。何回もあるプレーではないからこそ準備しておけば対応できる。そういう細かい連係の部分はすごく大事になってくると思います」と強調。「打球次第という部分もありますけど」としつつ「無駄な1点を与えるか与えないかはチームとして本当に大事なところなので」と守備面における重要性を口にした。
藤川球児監督(45)はあくまでも「選手が疲れていたから体力を使わない練習をした」と説明したが、瞬時の判断と連係がシーズンの明暗を分けるワンプレーにならないとも限らない。年に一度の〝珍練習〟がリーグ連覇への分かれ道となるかもしれない。












