ソフトバンクは23日のWBC野球日本代表「侍ジャパン」との壮行試合(宮崎)に4―0で完勝した。先発したカーター・スチュワート投手(26)が2回無失点に抑え込むなど、13失点を喫した22日の試合とは打って変わって投手陣が2安打零封リレーを披露。育成投手陣も含めて、昨年の日本一軍団が層の厚さを改めて示した結果となった。
それぞれが持ち味を発揮した。先発のスチュワートは2024年の日本シリーズ以来となる対外試合登板。昨年はケガで1年間を棒に振っただけに「今日のマウンドは自分でも感慨深いというか、やっと戻ってこれた」と熱い気持ちを胸に試合に臨んだ。侍ジャパン相手の注目の一戦にも「余計集中力が増した」と、持ち前の力強い投球で強打者たちを封じこんだ。初回に二つの四死球を与えながらも直球の最速は156キロをマーク。安打を許すことなく二つの三振を奪い2イニングを無失点に抑えた。右腕は「実戦で投げるのがすごく久しぶりだったので。結果もついてきたし自分としては良かったと思う」と好感触を口にした。
侍との一戦とあり近藤や周東といったチームメートと対戦する機会もあった。近藤からは見逃し三振を奪ったものの、周東には四球を選ばれた末に盗塁も許した。右腕は「あの場面で走るのはちょっといただけない。あとでしっかりお話ししたい」と韋駄天に笑顔でジョークを飛ばしながらも、めった多にない対戦を楽しんだ様子だった。
2番手以降の投手の内容も光った。木村光が1イニングをピシャリと抑えると、3番手としてマウンドに上がったのは東浜。先発ローテーションを狙うベテラン右腕は制球よく外角に球を集めて侍打線を打たせて取った。こちらはひとりの走者も許すことなく2回無失点。右腕は「すごく良い内容の投球ができた」と満足げに投球を振り返った。
〝一軍デビュー〟となった育成組も多くの観衆の前でインパクトを残した。宮崎春季キャンプからアピールを続けるアルメンタが2回3奪三振の投球を見せれば、高卒3年目の藤原は自己最速を更新する156キロを記録。13球、オール直球で1回無失点と結果を残した。最後は岩井が9回を締めて零封リレー。代表選出選手に許した安打は9回の森下(阪神)の左翼線二塁打だけで、小久保監督は「今日は投手はみんな良かった」と投手陣を称賛した。
大敗を喫した22日の試合から一転、多くの野球ファンに鷹のレベルの高さを示した一戦となった。リーグ3連覇、2年連続日本一へ向けて、ますますの実戦モードへ入る。












