ヤンキースのエース、ゲリット・コール投手(35)が20日(日本時間21日)、昨年3月にトミー・ジョン手術を受けて以来、初めて打者と対戦した。

 フロリダ州タンパのジョージ・M・スタインブレナー・フィールドで行われたライブBP(実戦形式の打撃練習)で1イニングに登板。約20球投げ、トレント・グリシャム外野手(29)を空振り三振、アーロン・ジャッジ外野手(33)を二ゴロ、ジェイソン・ドミンゲス外野手(23)を右直に打ち取り、サイ・ヤング勝右腕の貫禄をいきなり見せつけた。

 最速は96・9マイル(約156キロ)を計測。登板後はチームメートからハイタッチを浴びた。対戦したジャッジは米地元紙「ニューヨーク・デイリー・ニュース」のゲイリー・フィリップス記者に「何年も見てきたオールド45のようだった」と以前と変わらない右腕の投球に舌を巻いたという。

 コールの最後の公式登板は2024年10月30日(同31日)のドジャースとの2024年ワールドシリーズ第5戦。25年はオープン戦に2試合に登板し、3月にトミー・ジョン手術を受けた。

 今後は徐々に投球数を増やし、メジャー復帰は5月後半~6月初旬を想定しているという。米メディア「ヘビー」は「2024年のコールの平均速球は95・9マイルだった。つまり、すでに通常の球速に戻っている。1イニング投げたのは大きな前進だ」と順調な回復ぶりを伝えた。