英警察に「公務上の不正行為の疑い」で逮捕されたチャールズ国王の弟アンドルー元王子(66)について、王室が細心の注意を払わなければ君主制の終焉の始まりとなる可能性があると王室関係者が指摘した。米ニュース・サイト「ページ・シックス」が19日、報じた。
昨年ベストセラーとなった「ヨーク家の栄光と没落」(原題=Entitled The Rise and Fall of the house of Yorks.)の著者アンドリュー・ローニー氏は、チャールズ国王と他の王室メンバーが警察に協力し、関連情報を共有していることを国民が知れば、スキャンダルを切り抜けられる可能性が高くなると述べている。
同氏は「チャールズ国王が何年もこの件を隠蔽し、今になって行動を起こしたという情報が明らかになれば、問題が生じるだろう」と警告しつつ「世論とメディアを監視する必要がある」と付け加えた。
アンドルー元王子は、66歳の誕生日である19日、小児性愛者として有罪判決を受けた故ジェフリー・エプスタイン元被告との関係をめぐる問題や、エプスタイン元被告に機密の取引文書を転送したとして、公務上の不正行為の疑いでテムズバレー警察に逮捕され、同日夕に釈放された。
元王子は2001年から2011年まで英国の国際貿易投資担当特別代表を務め、2010年にエプスタイン元被告ににベトナムとシンガポールへ公式訪問に関する報告書を送ったとされている。
国家機密法では、貿易特使は、その役職を退いた後でも、公式訪問に関する詳細を秘密に保つ義務がある。有罪判決を受けた場合、最高で終身刑が科される可能性があるという。
チャールズ国王は声明文を出し、警察の捜査について「全面的な支援と協力を惜しまない」と述べている。
ある王室関係者は「これは、誰も法の上に立つことはできず、責任を認めることもできないという警鐘だ」と王室の危機を指摘している。












