英チャールズ国王の弟であるアンドルー元王子(66)が「公務上の不正行為の疑い」で警察当局に逮捕された。BBCなどが19日、報じた。詳しい容疑は明らかにされていない。
テムズバレー警察はウィンザーとノーフォークにある王室の邸宅でも捜索を行っている模様で、アンドルー元王子ことアンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏の66歳の誕生日(19日)に6台の警察の車両が元王子の居住するウッドファームに向かった。それから約1時間後、警察はアンドルー元王子が逮捕されたことを明らかにした。
警察は以前から、アンドルー元王子が英国の貿易特使を務めていた2010年当時、小児性愛者の友人である故ジェフリー・エプスタイン元被告と機密情報を共有していたとの疑惑について調査中であると述べていた。
また警察は当時、アンドルー元王子と性的関係を持つためにエプスタイン元被告が女性を英国に人身売買したという疑惑についても別途捜査中であることを確認したという。
オリバー・ライト警察副本部長は「徹底的な調査を行った結果、公職における不正行為の疑いに関する捜査を開始しました。パートナーと協力してこの犯罪容疑を捜査するにあたり、捜査の完全性と客観性を守ることが重要です。この件は国民の大きな関心事であることを理解しており、適切な時期に最新情報を提供します」と語っている。
元ロンドン警視総監のダル・バブ氏は、この事件をめぐって、政府からの圧力が「ますます高まっている」と断言。同氏はBBCに対し、アンドルー元王子が逮捕されたことで、警察は「コンピューター機器、ファイル、写真、その他あらゆる証拠にアクセスできるようになる」と語っている。
元王子はエプスタイン元被告に国家機密情報を漏えいしていた疑いがあり、警察が捜査を進めている可能性があると報じられていた。
国王の実の弟が公職における不正行為の疑いで逮捕されたことは、英国王室にとって初めてであり、不名誉な元王子をめぐる問題は一気に緊急事態を迎えた。












