巨人の戸郷翔征投手(25)が19日、個人メニューのネットスローで約250球を投げ込んだ。

 全体練習後、戸郷はブルペンへ直行。体の開きやヒジの位置を確かめながら、一球一球丁寧にネットへ投げ込んだ。「人に投げるとコントロールしすぎちゃう。だからこそネットに投げて腕が振りやすいフォームを意識して修正していこうと思ってます」と狙いを説明。「徐々にフォーム固めはできてきています」と手応えも口にした。

 修正の焦点は、ここ2、3年で意図せず高くなっていたリリースポイント。球威を追い求める中で変化が生じたといい、「データを見てやりすぎていた。自分の良さが消えていました」と自己分析する。内海哲也投手コーチも、前回のライブBPでの安打性2本、3四球という内容に触れつつ「(現状のフォームで)出力が上がらないことを痛感したのかなと思います」と指摘した。

 今春キャンプでの田中将からの助言も大きかった。戸郷は「何か変えたんですか」と質問し、リリースポイントの話題に発展。「翔征の場合は年々上がってきてるよね。気持ちよいところで腕が振れたら一番(いい)」「得意球種がいい落ち方の時はいいフォーム」との言葉を受け、「人の話を聞くのは大事」とうなずいた。

「悪いフォームで2、3年投げていた。覚えるのは簡単ですけど、戻すのって何十倍って時間がかかる」と率直な胸中も明かしつつ「頑張っています」と前を向いた。

 今後は27日の練習試合・ハンファ戦に照準を合わせて調整を進める考えで、「フォームが良くなってから打者に投げるのが一番」と話した。