巨人ひと筋で20年目を迎えた坂本勇人内野手(37)が並々ならぬ覚悟を漂わせている。
18日の那覇キャンプは休養日。さすがに球団の顔でもあるベテランが姿を見せることはなかったが、その練習量の多さに周囲は度肝を抜かれている。チームスタッフの一人は「夜遅くまで練習する選手は多いが、朝の早い時間から取り組める選手はそうそういない。勇人は常に上を目指しているからこそ、こういった積み重ねがいい結果を残すことにつながると思う。若い選手も見習った方がいい」と脱帽した。
全体練習の開始は午前9時30分か10時。坂本は7時30分ごろには球場入りし、ウエート場にこもって個別練習を行っている。練習時間はおよそ1時間から1時間30分。伸び盛りの若手が強化に励むのは当然だが、37歳となった坂本も休養日を除いてほぼ〝無休状態〟だという。
昨春のキャンプで自主調整が認められた「S班」は廃止され、年齢やキャリアに関係なく「横一線」からのスタート。チームとして動く以外の時間をどう使うかで〝差〟が生まれる。昨季の坂本は打撃不振もあって2度の二軍落ちを経験。出場はレギュラーに定着した2008年以降で最少の62試合にとどまり、シーズン終盤は主に代打で起用された。不動のレギュラーだっただけに「楽しいシーズンじゃなかった。このまま終わりたくないと思った」と話したように復活にかける思いは強い。
16日に行われたライブBPでは新戦力の則本から左中間を深々と破る二塁打を放ち「結果も出たし、順調にきています」と手応えを口にし、阿部監督も「昨年とかは、ちょっとおっかなびっくりやってるような感じに見えたんだけど、それを払拭して走る出力も上げられてるんで。状態いいのかなと思います」と話していた。
レギュラー返り咲きへ、背番号6が黙々と鍛錬を積んでいく。












