ドジャースと2027年シーズンまでの契約を延長したマックス・マンシー内野手(35)の義理堅さに称賛の声が上がっている。

 昨季は三塁のベースカバーに入った際、左ヒザにヘッドスライディングで突っ込まれて負傷。シーズン序盤は打撃も上向かず、自軍のファンから心ない罵声を浴びせられることもあったが、100試合に出場して打率2割4分3厘、19本塁打、67打点。ポストシーズンの球団最多本塁打記録も16発に更新し、ワールドシリーズ連覇に貢献した。

 今季契約については昨オフに年俸1000万ドル(約15億4000万円)でオプションを行使。春季キャンプ目前の12日(日本時間13日)には27年シーズンも1年700万ドル(約10億8000万円)で合意した。シーズン通算214本塁打のスラッガーにしては「格安」ともっぱらで、球団側に買い叩かれた印象もあるが、マンシー自身は金額の低さを認めつつも「自分は忠実でありたい。この組織(ドジャース)は、自分が野球界から離れていた時にチャンスをくれたんだ」と「FOXスポーツ」に語っている。

大谷とルーティンを行うマンシー
大谷とルーティンを行うマンシー

 マンシーは2017年1月にアスレチックスでDFAとなり、3月にマイナー契約も打ち切られた。行き場を失い、浪人生活を送っていたところにマイナー契約のオファーをくれたのがドジャースだった。

 ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」は18日(同19日)、「契約金が9桁(1億ドル)で計られ、記者会見で忠誠心が試されるこの時代に、マックス・マンシーがなぜ違う存在なのかをドジャースファンに改めて知らしめた」と称賛。「これは2026年の野球界の文化で異質な響きを持つ。選手が当然のように収入を最大化させ、球団がロースターをスプレッドシートのように扱うリーグで、マンシーはファンにこう伝えたのだ。〝ここで勝つことこそが意味を持つ〟と」と止まらなかった。

 昨年のワールドシリーズ第7戦では2点を追う8回に追撃のソロを右翼に叩き込んだ。8月には36歳を迎えるが、今季も大きな存在感を発揮しそうだ。