WBC日本代表「侍ジャパン」の宮崎事前合宿は、17日から第2クールが始まった。午前はサインプレーなどの確認のため非公開。午後のブルペンでは、井端監督が投手陣に熱視線を送った。
指揮官が興奮ぎみに評したのが、貴重なセットアッパーを担う松本裕樹投手(29=ソフトバンク)だった。「これは個人的なあれ(印象)ですよ」と前置きした上で「僕の中で一番タイミングが取りづらい投手。ちょっと僕は嫌」と打者目線で絶賛。具体的には「他の投手で言えば投げる前にグッとためて投げるところを、彼の場合は一連の流れで来るんでトップが決まらない。何回かイメージしたけど、対戦したら全部(タイミングが)流れちゃうなって思った。僕だったら間違いなくボール投げてくれないかなって、四球出してくれないかなって思う」とまで語り、厄介な理由を丁寧に説明した。
さらに、井端監督は右腕の特徴について「走者を背負っていったらエンジンがかかるじゃないけど、走者なしよりも走者ありの方が球速も上がるし、表情も変わる」と言及。精神面の強さを高く評価した上で厚い信頼を寄せた。
今大会は14人の投手を招集したが、平良(西武)と石井(阪神)の負傷辞退もあって中継ぎを本職とする投手は4人。井端監督の言葉からは、松本に期待される重要なミッションが読み取れた。試合終盤の僅差での起用や相手に傾いた流れを断ち切る役割を担う投手はチームに不可欠。場数がモノをいうポジションだけに、昨季のパ・リーグ最優秀中継ぎ投手にかかる期待は大きい。
WBC球への順応性の高さ、国際大会で強みを発揮する球質、指揮官絶賛のリリーバー適性――。日に日に存在感が増している。












