WBCで2連覇を目指す侍ジャパン喫緊の課題は「第2・第3先発の確立」と言えそうだ。
井端弘和監督(50)率いる日本代表は現在、宮崎で合宿中。招集直前に平良海馬(西武=26)、石井大智(阪神=28)とNPBでも豊富な経験を持つ救援右腕2人が、故障で「辞退」したのはもちろん痛手ではある。
だが、WBCでは1次ラウンド(R)は65球以内、その後もラウンドに応じた球数制限が設けられている。ブルペンのスペシャリスト以上に2番手、3番手を担う投手をある程度、計算しておく必要がある。
優勝した前回の2023年大会でブルペン担当を務めた厚沢和幸コーチ(53=現オリックス投手コーチ)も「いつもは先発の人がブルペンに入って、第2先発で投げるということは、周りが想像する以上に難しいことだよ。試合への入りとかが、確実にチームで先発していた時とは違う。本来は先発だけど、中継ぎでも遜色なく投げられる、試合途中のイニングの入りから行ける投手は、代表では本当に貴重な存在だった」と振り返る。
そんな難しい役どころを託す存在としては、前回WBC1次Rだけなく、21年の東京五輪も含め、代表キャリア7登板全てが「救援」の伊藤大海(28=日本ハム)が第一人者。さらには、前回大会で経験済みの宮城大弥(24=オリックス)、高橋宏斗(23=中日)らの名前が挙がるが、今大会は1次Rが初戦から3連戦。これを踏まえ、あと1~2枚は本番までに確立しておきたいのが侍首脳陣の本音だという。
今大会の日の丸メンバーでロングリリーフが期待できる投手は右腕では種市篤輝(27=ロッテ)、北山亘基(26=日本ハム)、左腕では曽谷龍平(25=オリックス)、隅田知一郎(26=西武)だという。
いずれも所属チームでは先発陣の中心的存在として稼働している面々。ともにWBC初出場の4人が〝第2先発侍〟として適応できれば、日の丸投手陣の層は、一気に厚みが増しそうだ。












