最高峰の舞台で暴れてきます――。第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の広島・小園海斗内野手(25)が〝ギータの慧眼〟に応える活躍を誓った。侍ジャパン宮崎事前合宿に参加中の25歳は、14日にソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)と会食。柳田本人から、今後のモチベーションアップにつながる〝8年前の秘話〟を明かされるなど、パワーを注入された。「井端ジャパンの秘蔵っ子」とも言える男が、意欲満々に世界の頂点を目指す。
合宿2日目となった15日のシートノックで、小園は「二塁」のポジションに入った。本職は「遊撃」だが、代表では「三塁」を含めた複数ポジションを求められての選出。代表首脳陣の期待に応えるように、ハツラツとした動きで存在感を放った。
昨季セ・リーグ首位打者に輝いた実力者は、井端ジャパンの常連として「WBCの切符」をつかんだ。井端監督の初陣となった2023年の「アジアプロ野球チャンピオンシップ」を皮切りに、24年はベストナインに輝いた「プレミア12」にも選出。WBCを見据えたメンバー選考となった昨秋の「日韓戦」でも当然のように名を連ねた。
着実にプロの階段を登る25歳は、最高のタイミングで背中を押される機会に恵まれた。代表合宿初日の練習を終えた後、鷹の絶対的主砲との会食が実現。同じ宮崎市内でキャンプを行っているソフトバンク・柳田と縁あって食卓を囲み、野球談議に花を咲かせた。
「柳田さんとは球場とかで話をしたりはしてたんですが、これまで食事に行く機会はなく、今回が初めてでした。本当に貴重な時間になりました」
やる気に満ちあふれた様子で、濃密な時間を振り返ったのにはワケがあった――。小園は2018年ドラフト会議でDeNA、オリックス、ソフトバンク、広島から1位指名を受け、抽選の末に広島に入団。「4球団競合の高卒ドラ1」に恥じない成長曲線を描いてきた。
18年秋、慧眼の持ち主として知られる柳田が熱っぽくこう語っていたことがある。「センス抜群。近い将来、必ず出てくる」。そう言及した選手が、当時の報徳学園3年・小園海斗だった。この日の練習後「(会食中に)ドラフトの話、されました」とうれしそうに明かした小園。柳田本人から「◎評価」に値する出世ぶりをたたえられ「励みになりました」と、これ以上ないパワーを注入された。
「柳田さんから『WBCも頑張って来いよ』と言っていただいたので、なんとか期待に応えられるように」とさらなる飛躍を誓った小園。世界にインパクトを残すべく、スイッチを入れた。













