世界のKOZONOへ――。広島・小園海斗内野手(25)がインタビューに応じ、世界に挑む決意を明かした。2025年はチームのトップの138試合出場で、首位打者&最高出塁率の初タイトルも獲得。26年も赤ヘルでは不動の主力としてフル稼働が期待される。その一方で26日には野球日本代表・侍ジャパンのメンバーに初選出され、3月開催の第6回WBCに初めて臨むことも決まった。選手として新境地を迎える男の胸中に迫る。

2026年は小園にとって重要な1年となる
2026年は小園にとって重要な1年となる

 ――昨年は首位打者(3割9厘)と最高出塁率(3割6分5厘)のタイトルを獲得。手応えのある1年になった

 小園(タイトルは)無理だろって思っていた。簡単に取れるとは思っていなかったので。結果としてタイトルを取れたのは良かったですが、ずっと調子が良かったというわけではないので。打ててない期間をどれだけ短くできるか。そこは、もうちょっと頑張れたかもしれないですね。

 ――今季は何を目標に

 小園 チームとしては1個1個、勝っていくというのを意識して戦いたいです。個人としては1年間ケガなく、あとは今年も、何かタイトルを取れればいいなと思っています。

 ――25年は守備でも三塁61、二塁22、遊撃50試合と複数ポジションで先発出場。ポジションが日替わりになっても打撃への影響を感じさせなかった

小園 僕は守備範囲も広くはないですし、ちょっと守備に関しては何か言えることはないな…という感じですが、攻守の切り替えだけはしっかりと、と思って臨んでました。チームでは、当日のポジションも球場に着いてから分かるので準備が難しいですけど、必死にやるしかない。(ポジションは)どこがいいとかもないです。

 ――とはいえ、複数ポジションを守れることは、侍ジャパンでもアピールになったのでは

 小園 それはありました。井端監督からもいい評価をしてもらったと思います。WBCでも「どこでもやります!」という感じです。

侍ジャパン・井端監督(右)からの期待は大きい
侍ジャパン・井端監督(右)からの期待は大きい

 ――23年から始まった井端ジャパンでは、発足当時から選ばれているのは小園とDeNA・牧秀悟(27)、阪神・森下翔太(25)の3人のみ。ともに「WBCに」みたいな話はこれまでにも?

 小園 そうですね。「一緒に選ばれたらいいね」「選ばれたら頑張ろうや」ぐらいですけど。

 ――WBCは野球世界一を決する舞台。選手としてイメージすることは

 小園 いやもう、すごい選手ばっかり選ばれている。米国とか、ドミニカは特に。「すごいな~」って思いながら、チェックしています。

 ――そんな舞台で何か経験したいことは

 小園 メジャーリーガーとか、いっぱいいると思うので。プレーがどんな感じで、体が大きいのかなとかですかね。(米国代表の)ジャッジとかも、体はデカいと思うので。

 ――侍ジャパンには、すでに出場を明言したドジャース・大谷翔平(31)もいる。一緒にプレーできるのは楽しみ?

 小園 一緒にプレーしたことはないですし、異次元の人だと思います。次元が違いますし、僕もテレビで見ているだけなので。もちろん話をしたこともないですし…。

侍ジャパンでは大谷翔平(左)、鈴木誠也ともチームメイトとなる
侍ジャパンでは大谷翔平(左)、鈴木誠也ともチームメイトとなる

 ――選手として何か聞ける機会があれば何を

 小園 難しいですね…。まずは「米国のピッチャーはどうですか?」「米国の野球ってどんな感じですか?」とかですかね。まあ、生活は比べようもないので。おカネ持っているし、生活感も違うのでないかと(笑い)。生きている世界が違うのではないかと思います。聞いたところで、僕にはそんなことできないかもしれないですし…それぐらい異次元の人だと思います。

 ――WBCでは、どんな姿を見てもらいたい

 小園 いろんなことをして塁に出て、かき回すことができたら。それが僕が考える日本の強さだと思うので。そういった一つの先の塁を走塁や、スキをついた盗塁とかも、カギになってくるかと思うので。でも、僕はホームランは打てないので。とにかく、何でもいいから塁に出て。後に打つ方にホームラン打ってもらって、ゆっくりベースを回ってホームに帰ってきたいです(笑い)

 ――過去のWBCで印象に残った場面は

 小園 前回のWBCも見ていました。最後、優勝した時「すごいな~っ」て思って見ていました。

 ――改めてWBCへの意気込みを

 小園 国を代表して戦うのでより、しっかりしないといけないなと思いますし、今、自分ができることを全力でやって、いい準備をして。とにかく必死にプレーしていこうと思っています。