MLBの歴史に残された汚点が消えることはなさそうだ。
2019年11月に発覚したアストロズによるサイン盗み問題について、当時から急先鋒だった元ドジャース右腕のジョー・ケリー氏(37)が怒りの声を上げた。
この問題は17年から18年にかけて、アストロズが外野席に設置したビデオカメラで相手チームの球種のサインを盗み、スタッフらがダッグアウト裏で確認し、ゴミ箱を叩くなどの合図で打者に伝えていたもの。米スポーツ専門サイト「アスレチック」の報道で疑惑が浮上し、事実関係を確認したMLB機構はアストロズに500万ドルの罰金やドラフト指名権の剥奪などの厳罰を下した。
この違反行為に反感を覚えていたケリー氏は、ドジャースに在籍していた20年7月のアストロズ戦で頭部付近への投球を連発。三振に打ち取ったコレアの神経を逆なでする挑発行動に出て乱闘騒ぎも引き起こした。ケリー氏自身は8試合の出場停止処分を科せられたが、7年近くがたってもアストロズの反則は許せないようだ。
米メディア「bsblrshow」のインタビューで「前から知っていたのか?」と聞かれたケリー氏は「当たり前だ。こんな凡人たちが俺を倒せるわけがないだろ。(アストロズ所属だった)ジェイク・マリスニックが俺のスライダーを打てるわけがないでしょ」とバッサリ。さらに「とっくにうわさになっていた。選手たちは不正を知っていた。君たち(メディア)が知らなかっただけだ」と言ってのけた。
当時から「一生許さない」と語っていたケリー氏。ホワイトソックスを経てドジャースに復帰した後、背番号17を大谷に譲り、昨季限りで事実上引退したが、アストロズへの怒りはいつまでも消えなさそうだ。












