ミラノ・コルティナ五輪フリースタイルスキー男子モーグル決勝(123日)で、2大会連続の銅メダルに輝いた堀島行真(28=トヨタ自動車)の攻めの姿勢を米メディアが称賛した。

 堀島は決勝2回目では、第1エアでダブルフル、第2エアで温存してきた大技の「コーク1440」を成功させた。さらに持ち前のカービングターンで華麗な滑りを披露。83・44点でトップに立った。

 しかし、その後に最大のライバルのミカエル・キングズベリー(カナダ)、クーパー・ウッズ(オーストラリア)が83・71点の高得点を出し、一歩及ばす。両者は堀島ほどの大技を出さなかったため、ネット上では採点に疑問の声が上がった。

 一方で、大技に挑戦した堀島の姿勢を米メディア「NBC」が絶賛した。「堀島はコーク1440(この競技で最も難しい技の一つ)を決めて銅メダルを獲得した。着地時にスキーのテールで転倒したものの、83.44点を獲得した」と記した上で次のように評した。

「堀島に『保守的』という言葉は存在しない。FISワールドカップランキング首位の彼は、競技のラウンドを問わず常に全力を尽くす。この特質はイタリアでの3本全ての滑走で顕著に表れた。予選1回戦の初滑走で85点以上を叩き出し、今大会の優勝候補として存在感を即座に示した」と全力で立ち向かう姿勢を称賛。

「4年前の北京大会で銅メダルを獲得した28歳の選手は、かねてよりキングズベリーの王座を脅かしてきた。昨年の世界選手権ではキングズベリーを破り、モーグル種目における彼の3連覇を阻止した。今大会では同じ結果には至らなかったものの、表彰台を確実なものとするには十分な活躍だった」とたたえた。

 堀島の挑戦は、海外でも人々の心を打ったようだ。