北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が、13歳前後とみられる娘ジュエ氏を早くも後継者にする準備を整えているという。
韓国の情報機関、国家情報院は12日、金氏がジュエ氏を「最も可能性の高い後継者」と評価しているとの分析を示した。国家情報院が非公開の記者会見で議員らにこの分析を伝え、議員がメディアに明かした。
昨年、金氏の軍関連の視察にジュエ氏が帯同することが多かった。そして、1月には金氏と共に、金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺体が安置された平壌の錦繍山太陽宮殿を訪れていた。さらに昨年末から、ジュエ氏の公式行事における実質的な序列の儀礼順位は金氏に次ぐものになっていた。
それらを根拠に、国家情報院は「現在、後継者選びの段階に入っていると考えている」とした。
国家情報院はまた、金氏が今月下旬に開催される北朝鮮最大の政治イベントである朝鮮労働党大会に出席するかどうかも注視するとした。
ジュエ氏が公の場に姿を現したのは2022年、北朝鮮の大陸間弾道ミサイルの発射実験の時だった。公式年齢を含めほとんど何も分かっていないが、13歳前後とみられる。金氏には息子がいるとされているが、この息子は北朝鮮のメディアで一度も報道されていない。
42歳とまだ若い金氏が、なぜ13歳前後の娘を後継者に選ぼうとしているのか。
朝鮮半島事情通は「北朝鮮の権力継承は、内定と後継者教育→国内向け公式化→対外的公式化という段階を踏みます。韓国の分析では、北朝鮮は強い家父長制社会なので、女性が最高権力者になるにはハードルがあるとみていますが、実際は〝白頭の血統〟という血の方が重要で、娘が権力を継承するのは自然なことです。10年後、20年後にいきなり後継者指名するのではなく、長期プランで顔出しして、国内の〝慣れ〟を作ろうとしているということでしょう」と指摘している。
ジュエ氏が最高権力者となる地盤が固められつつあるようだ。












