ドラゴンゲートの吉岡勇紀(31)が、棚橋弘至(49)から継承したハイフライフローでのオープン・ザ・ドリームゲート王座奪取を誓った。

 吉岡は1月東京ドーム大会で引退した棚橋と同じ、岐阜県立大垣西高校の野球部出身。昨年7月神戸大会のタッグマッチ(吉岡&ドラゴン・ダイヤ vs 棚橋&ドラゴン・キッド)で対戦した後には、必殺技のハイフライフローを棚橋から託され、「ドラゴンゲートのエースになれよ!」とエールを送られた。

 歴史的激闘となった棚橋の引退試合( vs オカダ・カズチカ)を中継で観戦したという吉岡は取材に対し「最後なかなか(ヒザが)きつそうでしたけど、本当に最後まで戦っていらっしゃった」と称賛。「最後まで『疲れてない』って言いながらやり続けていたので、自分も『疲れてない』って言い張って(試合を)やっていきたい」と拳に力を込めた。

 ハイフライフローは性質上、使用者のヒザに少なからぬ負担を強いる技だ。26年の現役生活を支え続けた棚橋のヒザの状態に触れた吉岡は「ハイフライフローを使う代償だと思うので、自分にも降りかかる可能性がある」と述懐。それでも「棚橋さんが直接継承してくれましたし、ハイフライフローになる前のフロッグスプラッシュの時代から、棚橋さんリスペクトで使わせてもらっていた。受け継いだ以上、意志を途切れさせないように、自分はやっていくだけですね」と決意を新たにしていた。

 23日福岡大会では、極悪軍「我蛇髑髏」のドリームゲート王者・菊田円との王座戦を控えている。吉岡は「何発でも、ヒザがぶっ壊れても、必ずハイフライフローで仕留めたいと思います」と胸を張った。団体を越え〝エース〟の意地と技は受け継がれていく。