ヤクルト・青柳晃洋投手(32)が新天地での先発ローテ定着へ向け、春季キャンプ地の沖縄・浦添で虎視眈々と調整中だ。8日に登板したライブBPではオスナ、長岡らに対し、計34球を投じ安打性の当たりは3本。池山監督を「曲がり球は非常に良かったよね。経験豊富な選手だし、チームが苦しい時に必ず助けてくれる力を持っている」とうならせた。
米球界挑戦を経て昨季途中からヤクルトに加入した青柳にとって、今春は自身初となる「古巣・阪神以外でのNPB球団キャンプ」。チームによってトレーニング方法や考え方も異なるため、新環境への適応力も問われることになる。
藤川政権の発足以降は一定の制限が課されるようになったものの、春季キャンプの虎投手陣はこれまで、基本的に個々の意思次第でどの日にでも自由にブルペンへ入ることが可能だった。最年長右腕の西勇は自身を追い込むため、一日で130球以上を投げ込む日を過去に何度も設定。今季で35歳になるベテラン守護神・岩崎も、昨春のキャンプだけで合計1000球以上を投じるなど「球数を費やしてシーズンへ向けた体をつくりあげる」タイプの投手が多い。
一方のヤクルトやDeNAの投手陣は春季キャンプ中にブルペンへ入る日を、あらかじめチームから指定されている。肩肘の消耗を抑制するための措置とみられるが、キャンプ地を訪れている他球団関係者は「青柳としては正直、やりにくいところもあるだろう。彼もまた春に投げ込みながら状態を上げていくタイプだったからね」と指摘する。
青柳本人もブルペン入りが指定されていない日は傾斜を使ったフォームチェックに時間を費やすなど、工夫をしながらマウンド勘を維持。自身の体の声に耳を澄ませながら、春の準備を積み重ねている。










