ヤクルト・青柳晃洋投手(32)が先発ローテ返り咲きへ向け、静かに牙を研いでいる。米球界挑戦を経て昨季途中から加入した変則右腕にとっては、今春が新チームで迎える沖縄・浦添での春季キャンプ初参加。4日もブルペンで入念にフォームチェックをするなど新シーズンへ向けた準備に抜かりはない。虎在籍時代の2022年には最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠にも輝いた男が語る「ヤクルトと阪神の違い」とは――。
――今日は投球フォームのチェックに専念
青柳 前日ブルペンに入って明日も入る予定ですからね。プロ仕様の硬いマウンドに早く慣れないといけないので、ここまで毎日傾斜で投げるようにはしています。
――状態は良さそう
青柳 悪くはないですね。自主トレである程度ちゃんとやってきましたので。
――ヤクルトで迎える初の春季キャンプ。これまでとの違いは
青柳 阪神時代は毎日ブルペンに入れましたけど、ヤクルトでは入る日が指定されている。阪神は結構練習量が多くて、それが良かったし、しんどいところでもありました。ヤクルトでは午前中が全体メニューで午後は個別練習。そういう意味では、自分でしっかりと責任を持ってやらないといけない。
――ヤクルトにも実力がある有望な若手投手が多い。
青柳 本当にそう思います。持っているものは素晴らしいなと。阪神は投手がいいとよく言われますが、それ以上にあのチームには伝統的に代々の投手陣の先輩方から受け継いできた「いい文化」みたいなのがあったんですよ。上から教えられてきた考え方、ピッチングへの取り組み方なんかですよね。もちろんヤクルトにもそれがあるでしょうし、僕がまだこのチームに来たばかりでそういうのを知らないだけなのかもしれない。でも阪神の投手陣の本当の強みは、そこだったのではないかなと。
――そういうものをヤクルトに還元することも、球団から期待されているのでは
青柳 まあ、僕はコーチじゃないんでね(笑い)。もちろん聞きに来てくれたら、惜しみなく教えますけど。ああだこうだ向こうから言われるのが、嫌な人もいるかもしれませんしね。まずはチーム内で競い合うプレーヤー同士ですから。
――今年で33歳。周囲から「ベテラン」扱いされることに抵抗は
青柳 いやもう全然ないですよ。見ての通りオッサンですから(笑い)
――報道陣やギャラリー数も阪神に比べれば少ない。落ち着いて練習に取り組めるのでは
青柳 こっちが普通なだけでしょ(笑い)












