カブスの今永昇太投手(32)がMLB3年目となる2026年シーズンで復活を期している。

 移籍後1年目の24年は29試合に先発して15勝3敗、防御率2・91の好成績で鮮烈デビュー。勝率8割3分3厘を誇ったが、2年目の昨季はやや陰りを見せた。開幕投手の大役も任されたものの、5月上旬に左太ももを痛めて負傷者リスト入り。6月下旬から戦列に戻り、シーズントータルでは25試合で9勝8敗、防御率も3・73に悪化した。

 米サイト「トレード・ルーマーズ」は7日(日本時間8日)、「調整が必要な3投手」のうちの一人に今永の名前を挙げ、復活の鍵は「直球」にあると指摘した。負傷の前後で平均球速が「0・5マイル(約0・8キロ)低下した」といい、変化球で緩急をつける基本を見直す必要があると分析した。

 特に今永の直球は打者の手元で浮き上がるように伸びる独特な球質が特長。同サイトは「本来の特長を取り戻せなければ、ホームランを打たれ続けるだろう。メジャー2シーズンで打者は今永から66・1%という高い割合でフライを打ち上げている。彼の武器が最も効果を発揮していた時期は(打球が)外野手のグラブに収まっていたが、昨季はしっかりと捉えられて(フェンスの)外に運ばれた」と警鐘を鳴らした。

 もちろん、シーズン開幕まではまだ時間がある。「オフシーズンでハムストリングを休めることが、今永が軌道修正するための救いとなるかもしれない」。被本塁打は「27」から30イニング以上登板数が少なかった2年目に「31」まで一気に増えた。いわゆる〝一発病〟を克服できるのか。さらなる進化が期待されている。