DeNAが1日から沖縄・宜野湾で春季キャンプをスタートさせた。指揮官として初めて球春を迎えた相川亮二監督(49)は「昨日は全然眠れなくて…。2時間くらいしか眠れていないんです。興奮なり、やっぱり何らかの思いがあったのかもしれませんね」と照れ笑いを浮かべながら振り返った。
今キャンプの重要テーマには「チームプレーの精度向上」を掲げるが、その思いは初日の練習メニューにも組み込まれていたのかもしれない。ランニング、キャッチボール、ペッパーなどのウオーミングアップ終了後、メイングラウンド内で行われたのは「PFP」と呼ばれる投内連係。投手も含めた各守備位置に野手を配置し「一死一、二塁」などの具体的なケースを想定して行う守備練習だ。
キャンプ初日、しかもアップ直後の練習としてはかなり実戦的な内容。ナインに対し、指揮官が込めたメッセージとも受け取れるが、相川監督は「そういうのはあんまり言わない方がいいかな。こっちもそれなりの思惑もあるので…」と意味深な言い回しで返答を濁した。
チームは長い長い暗黒時代を抜け、Aクラスの常連となった感すらあるが、1998年以来となるリーグ優勝にはなかなか届かない。その一因に何度も指摘されるのが、よりによって大事な試合の重要局面で頻発してしまう〝ボーンヘッド癖〟だ。当時在籍していたバウアーが味方のランダウンプレーの不手際にあきれ返り、怒りを込めて「フ●ック!」と連呼した一幕は記憶に新しい。
新主将に任命された筒香は「戦力は整ってきたことは確かだが、それでも優勝できないことには理由がある」と危機感を漂わせ、主砲・牧も「このチームには長所もありますが、それが消えると急に弱くなってしまう。ブレないチーム力の底上げが必要」と指摘したように、課題はチーム全体で共有できている。〝相川改革〟が結実した時にこそ、28年ぶりとなる待望の祝祭が横浜の街に訪れるはずだ。












