3月に開催されるWBCで大会連覇を目指す日本代表への警戒が強まっている。

 大谷翔平投手(31)は31日(日本時間2月1日)にドジャー・スタジアムで行われた「ファンフェスタ」で、投手として登板するかについて「ちょっとまだ分からない。最後の最後まで調整次第というか、体の状態を見て」と明言せず。ただ、自主トレ期間中にブルペンには「3、4回入りました」と話し、出撃態勢を整えていることを明かした。

 一方、ドジャースで指揮を執るデーブ・ロバーツ監督(53)は「WBCでは投げない。すごくいい決断。完全に彼自身の判断だ」と断言。両者の言葉には隔たりもあるが、米メディアのほとんどがロバーツ監督の発言を前提に大谷の「登板回避」を報じている。また、ドジャース勢で日本代表に選出されていない佐々木朗希投手(24)はこの日、「球団の判断でもあるので」と告白した。

 ただ、米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は、前回大会の決勝で涙をのんだ米国代表に〝警鐘〟を鳴らすことも忘れなかった。「大谷と佐々木が登板しなくても、日本の戦力が不足しているかのように振る舞うべきではない」とピシャリとやり「ドジャースのワールドシリーズのヒーロー、山本由伸が控えている」と断じた。

 昨季の山本はチームでただ一人、先発ローテーションを守り抜き、伝説の〝中0日リリーフ〟を含めて3戦全勝。ワールドシリーズMVPに輝き、チームの連覇に大きく貢献した。

 さらに同メディアは前回大会の活躍についても「率直に言えば、彼は2023年のWBCで佐々木よりも優れた投球を見せた。防御率2・45、12奪三振という成績がすべてを物語っている」とし「ワールドシリーズ第6戦で6イニングを1失点で抑えた投球を思い出せば、山本がWBCの舞台でアメリカ代表を相手に大暴れする能力を十分に備えていることは明白だ」と伝えている。

 そして、大谷がDHに専念したとしても「日本の打線は圧倒的だ。(前回大会で)大谷は驚異的な打率4割3分5厘を記録し、10四球で大会記録に並んだ。大谷がDHであっても対戦する投手にとっては悪夢であり、アメリカ代表の投手陣は手こずるだろう」と分析した。

 大谷が投げようが投げまいが、もはや存在そのものが恐怖の対象。同メディアは最後に「WBC王者の彼らは依然として非常に手ごわい存在だ」と結び、警戒を強めていた。