井端ジャパンの枢軸が語ったオーダーの肝は――。ソフトバンク・近藤健介外野手(32)が27日、福岡市内で行われたトークショーに登場。ホークスOB・五十嵐亮太氏(46)から「WBC1番起用案」を振られると、前のめりに「個人的には1番、面白いなって思います」と即答した。

 すでに29人が代表に決定。メンバー構成を頭の中で整理しながら「自分が出塁して塁をにぎわして、後は任せる。ポイントゲッターは山ほどいるんで。明確な仕事ができる打順はいい」と続けた。世界一を成し遂げた前回2023年のWBCでは3番・大谷翔平(ドジャース)の前を打った。全7試合に出場して26打数9安打、1本塁打、5打点。打率3割4分6厘、出塁率5割、大谷と並ぶ最多9得点の働きで、2番打者として最高の輝きを放った。

「一番(のポイント)は翔平の後を誰が打つか」と言い切った。大谷が勝負を避けられたり、凡退した後に回ってくる機会を想定すれば、次打者の重圧は想像以上だ。ゆえに「死んでも大谷の後は打ちたくない」とまで言い切った。その上で候補に「(カブス・鈴木)誠也とかになってくるのかな。あとは村上(ホワイトソックス)、岡本(ブルージェイズ)くらいしか打てないと思う。そこの2人を並べて、どの打順にはめるかで他が決まってくる」と考えを巡らせた。井端監督就任以来、主軸を担ってきた。厚い信頼を寄せられ、井端野球の神髄を理解する選手だけに興味深かった。

 23年に本塁打、打点の2冠に輝き、24年は首位打者を獲得。日本球界屈指の打者となった男は、メジャー組との共闘で大会連覇のみを狙っている。「最高のチームになって終われるようにしたい」。託される役割を明確に想定し、日本野球の底力を再び世界に証明すべく準備を整える。