ヤンキースが長い交渉の末にコディ・ベリンジャー外野手(30)と5年1億6250万ドル(約253億500万円)で再契約にこぎつけたが、1年目と3年目にベリンジャー側にオプトアウト条項(契約解除)に加え、トレード拒否権も含まれていることが不安視されている。

 移籍1年目の昨年は152試合で打率2割7分2厘、29本塁打、98打点と結果を残し、内外野をこなす汎用性の高さを発揮した。主砲ジャッジが4月に34歳となり、ベリンジャーの打撃が担う役割は今年も大きい。しかし、一方で米メディア「ラウンドテーブル」は「ケガの経歴がかなり長く、過去6年間で本当に好調だったのは2シーズンだけだ。ベリンジャーが2度のオプトアウト権をどちらも行使せず、この5年契約をそのまま全うする可能性は十分ある。彼の年齢を考えると最もありそうなシナリオだ」とデメリットを強調している。

 また「スポーツグリッド」も「数年後にこの契約に後悔する可能性があることを示唆している。短期的なメリットは明らかだが、長期的な見通しは必ずしも良好ではない」と伝えた。大物FA選手の獲得に次々と失敗して批判にさらされてきた中で悲願のベリンジャー残留に成功したとはいえ、目先の勝利を優先するあまり、先方の有利な条件を飲まされた印象が拭えない。