ドジャースは今冬のストーブ戦線で、カブスからFAになっていたカイル・タッカー外野手を4年総額380億円という超大型ディールで獲得。銀河系軍団化がますます加速したことで「悪の帝国」と他29球団のファンからみなされることなったが、これに異を唱えたのはよりにもよって最大のライバルでもあるヤンキースやメッツを地元に抱えるニューヨークのメディアだった。
「ドジャースは単に他球団より多く支出しているだけでなく賢く成果を上げている」と率直に認めたのは名門・ニューヨークタイムズ紙。ケン・ローゼンタール記者は「ドジャースは都合のいい悪役だが他の29球団は『ダビデvsゴリアテ』の構図から利益を得ている。彼らが払った多額のラグジュアリータックス(ぜいたく税)はリーグ全体と選手たちに分配されているではないか」と指摘する。
同記事内では「そんな状況で他球団は勝てないと言う人もいるだろうが現実を見てみよう。昨季ドジャースはリーグトップの給与総額を抱えながらワールドシリーズを制覇した。だが、2番目に給与総額が髙かったメッツはプレーオフにすら進めなかったではないか」と自虐めいた皮肉も…。ドジャースの最大の強みは資金力だけではなく、戦力構築の巧みさであると論じている。
異例の「給与分割後払い方式」で大谷を獲得したことで資金の柔軟性を得たドジャースは、山本由伸や佐々木朗希、そしてタッカーの獲得にまで成功。ドジャースの存在はリーグ全体にとって「悪役」でありながら経済的にも競争の面でもプラスの側面が多いと肯定している。












