大物FAのカイル・タッカー外野手(28)と4年総額2億4000万ドル(約380億円)で契約したドジャースに厳しい目が向けられている。今オフは大物クローザーのエドウィン・ディアス投手と3年総額6900万ドル(約108億円)で契約。3連覇に向けた企業努力とはいえ、球界のバランスを大きく崩しかねない金満補強に米メディアの反発も強い。

「デイリーメール」は「MLBの高額出費のチームと少額出費のチームの差が広がり、ファンは激怒している。ドジャースは現在、大谷、山本、スネルを含む14選手に8桁の給与を払っている」とし、他球団との年俸格差を比較。トップのドジャースは驚異の21億1400万ドル(約3342億円)でメッツ、ブルージェイズを上回り、ライバルのパドレスとの差は10億ドル(約1580億8000万円)。一方、レイズはわずか7074万ドル(約111億8000万円)でランキング最下位となっているとした。

 同メディアは「野球は死んだ、壊れたとファンは批判している。上限を設けないと競争の公平性が損なわれると訴えている」とし「カレッジ」は「多くのファンはドジャースの浪費癖が野球を台無しにしていると非難している」と報じた。

 また「アルバット」は「他チームが競争力維持に苦戦する中でドジャースは白紙の小切手を持っているかのようだ。タッカー加入はチームをさらに強化するだけでなく、MLBの経済格差を浮き彫りにする。タイトルを買っているのかという批判も巻き起こる」と論じた。

 サラリーキャップ制導入の圧力が高まる中、タッカー加入で球界における公平性の議論が再燃するのは間違いない。