MLB公式サイトなど複数の米メディアは16日(日本時間17日)、メッツがブルージェイズからFAとなっていたボー・ビシェット内野手(27)と3年総額1億2600万ドル(約199億円)で合意したと報じた。
この電撃移籍の裏には、緊迫した争奪戦のドラマがあった。USAトゥデー紙のボブ・ナイチンゲール記者によると「当初ビシェット獲得に最も近づいていたのはフィリーズだった」という。同紙は「フィリーズが前夜にビシェット側の要求を受け入れ、7年総額2億ドル(約316億円)での合意を確信していた」と内情を明かした。
しかし、カイル・タッカー外野手(28)をドジャースに奪われたメッツのスティーブ・コーエンオーナーが即座に「強行突破」を図ったのだ。フィリーズはこの直後、JTリアルミュート捕手(34)と3年総額4500万ドル(約71億1500万円)で再契約した。
米スポーツサイト「アスレチック」によれば、「フィリーズはビシェット獲得に興奮し、説得力のある提案をしたと確信していた」という。だが、若きスターの心を動かしたのはメッツが提示した年平均4200万ドル(約66億4000万円)、各シーズン終了後に契約を破棄できるオプトアウト条項を盛り込んだ「高額・短期」だった。
昨季は終盤に左ひざの負傷で離脱したものの、打率3割1分1厘、18本塁打、94打点、181安打を記録。ドジャースとのワールドシリーズ第7戦では大谷翔平投手(31)から特大の先制3ランを放つなど勝負強さも持っている。これまで遊撃一筋だったが、メッツでは三塁へのコンバートが有力視されている。フランシスコ・リンドア内野手(32)、フアン・ソト外野手(27)と並ぶ打線は超強力だ。1986年以来、40年ぶりの世界一奪還の使者になれるか。











