巨人・丸佳浩外野手(36)が11日、自身の「成人の日」にまつわる思い出を振り返った。

 15年前、スーツを着用して成人式に出席した20歳の丸は「プロ野球選手になってたんで、スーツを着ることに関して心機一転とかそういう気持ちはなかったです」とクールだったものの「元旦からトレーニングしてた立場だったんで、きついことから逃げ出せる最後の〝大義名分〟というか。『成人式があるんで帰ります!』って胸を張って言えたなっていう覚えがあります(笑い)印籠じゃないですけど。『成人式!』と」と晴れの日をつかの間の〝休息時間〟に捉えていたという。

 当時の先輩選手らが当たり前のように元旦からトレーニングに打ち込む中で、プロ2年目を終えた丸が休むことなどできなかった。年末年始は寮が閉鎖されていたが、ウイークリーマンションを借りながら広島でひたすら練習に明け暮れた。「(実家には)帰ってないです。元旦トレーニングが終わって、5日からまた始まるんで、2、3、4日ぐらいに帰って、5日からまたいつも通り(練習)」。プロ野球選手の新成人が一軍の舞台を夢見てバットを振った日々を振り返った。

 一方で「今は(若手が練習を)やらされるってないんで、自分でやるしかない。それはそれで逆に難しいんですけどね」と時代の変化も感じている。「野村(謙二郎)さんが監督されてた時は、キャンプで『もう1人の自分に勝つ』っていうのを常にテーマに挙げてた。『勝てや!もう1人の自分に勝て!』って」。子供から大人へ立場が変わる新成人にとっても、自分をいかに律せられるかが、成長のカギとなるのかもしれない。