ドジャースがワールドシリーズ3連覇に向けて着々と戦力を整えている。

 今オフ最大の補強はメッツの守護神だったディアスの獲得。9日(日本時間10日)にはメジャーの実績こそ少ないものの、ユーティリティープレーヤーのライアン・フィッツジェラルドとアンディ・イバネスとの契約合意が報じられ、球団側もバックアップ体制を強めた。

 一方、懸念材料として叫ばれているのが主力野手の高齢化だ。フリーマンは36歳、ベッツも33歳となるなど年齢を重ね、パフォーマンスの低下が危惧されている。そして、10日(同11日)には球団専門メディア「ドジャースウェイ」がドジャースのお家芸ともいえる「長期契約」に潜むリスクにも切り込んだ。

 今季で34歳となるベッツらが昨季、キャリアワーストの打撃成績だったことを踏まえ「これまでのロサンゼルスは、ピークの年齢に差し掛かる選手やピークの選手を中心に戦力を構築していた。今やロースターは重く感じられる。固定された契約」とし「破滅が訪れたという意味ではない。壁に書かれた文字が薄いながらも読み取れる状態だということだ。ドジャースは崩壊しているわけではない。硬直化しているのだ」と報じた。

 フリーマンの契約は2027年までながら、ベッツは32年までの12年、大谷翔平投手(31)も33年までの10年の長期にわたる。一方、投手でも山本が35年までの12年、スネルは29年、グラスノーは28年までそれぞれ5年契約。資金面だけでなく選手側にとって好条件となる大型契約で大物選手を獲得してきた経緯がある。

 同メディアは「危険なのは打線が弱体化することではなく、10月――ライトが最も明るく、投手の球威が最も鋭くなる時期――まで平均的な状態が続いた後、スーパースターの血統で構築されたあの打線が突然凡庸に見えることだ」と指摘。好調だった選手たちがピークを過ぎたとしても、今度は長期契約が足かせとなり、身動きが取りづらくなるというわけだ。

 スポーツ専門サイト「アスレチック」では、10月のポストシーズンでドジャースが24年に「95得点」を叩き出したものの、25年は「72得点」まで急激に低下し「ワイルドカード導入後で最低レベルの総得点」とも伝えていた。

 3連覇を果たせば、00年まで王座を守り続けたヤンキース以来の偉業となる。〝ドジャース王朝〟はどこまで時代を築けるのか――。