米放送局「MLBネットワーク」が前例のない決断を下した。同局はドジャースのスーパースター・大谷翔平投手(31)をたたえる一日特集番組「ショウヘイ・デー(翔平の日)」を編成し、7日(日本時間8日)に放送することを発表。同局の放送枠で丸一日かけて1人の現役選手をクローズアップすることは極めて異例で、発表直後からSNS上でも大きな話題を集めている。

 2018年のメジャーデビュー以降着用してきた背番号17になぞらえ、放送日を1月7日とし同日の午前9時(東部時間)からスタート。その背番号17とともにエンゼルス、そしてドジャースで歩んできた大谷の軌跡を振り返りつつ、ネットワーク全体で〝ショウヘイ一色〟に染まる。番組では名場面の再放送、スタジオ分析、豪華ゲストの証言、さらには2時間に及ぶ「ベスト・オブ・ショウヘイ」特番まで網羅。まさに「公式オマージュ」と言える構成だ。

 目玉は試合再放送の2本。一つは24年9月19日(同9月20日)、メジャー史上初の「50本塁打・50盗塁」クラブ入りを果たした歴史的一戦。もう一つは25年のナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦で3打数3安打・3本塁打に加え、投げては10奪三振という現実離れしたパフォーマンスを披露した試合だ。打って投げて主役を独占する姿は、野球の常識を塗り替え続ける大谷そのものだ。

 同日は「ホットストーブ」「MLBトゥナイト」など看板番組でも大谷特集が組まれ、司会者のグレッグ・アムシンガー氏や解説陣が、世代を代表する才能へと進化した軌跡を徹底解剖。同局によれば、同日19時から特別枠として組まれるオリジナル2時間特番では「ショウヘイフィーバーは最高潮に達する」という。

 MLBネットワークが大谷に入れ込み、ここまで踏み込む理由は明白だ。二刀流で可能性を再定義し、MVPを4度受賞、ドジャースで世界一連覇を重ねた存在は、もはやスターを超えた「世界の文化現象」。MLBネットワークが総力で祝う「1・7翔平の日」は、野球史に刻まれる新たな象徴となりそうだ。